先行く先輩との再会 ― 慢性期病院薬剤師が一歩踏み出した日

NST

NST活動における現状と悩み

慢性期病院で働く僕の職場は、なんとかNST加算を取得できているレベルの施設だ。

限られた職員数の中でNSTを維持しているだけでも、本当に凄いことだと思う。
今後の目標としてNST稼働施設認定を目指しているものの、現実はなかなか前に進まない。

そしてもう一つ、大きな壁があった。

僕自身が目指している
栄養治療専門療法士の資格取得

取得要件の中でも特に高いハードルが
「筆頭演者としての学会発表」だった。

しかし、職場には学会発表を経験したスタッフはいない。
相談できる先輩もいない。

正直、どう進めばいいのかわからなかった。


思い出した「昔の先輩」

そんな時、ふと思い出したのが昔の職場の先輩だった。

数年前に僕は退職している。
それでも学会で再会した際、

「久し振りですね。元気にしてます?」

と、向こうから気さくに声をかけてくれた。

地方支部学会でも同じだった。
立場が変わっても、変わらず優しく接してくれる先輩。

次に学会で会えたら、勇気を出して相談してみよう。
そう思っていた。


勇気を出して声をかけた

学会プログラムを見ると、その先輩が口演予定だった。

発表後、タイミングを見て声をかけた。

「力強い口演で、すごく刺激を受けました」

人に相談するのが苦手な僕にとって、
それだけでもかなり勇気が必要だった。

先輩は忙しいはずなのに、立ち止まって丁寧に話を聞いてくれた。

  • 学会発表はぜひ挑戦してみて
  • ESPENのLLLもおすすめ
  • 登録は無料だからまずやってみよう

的確で現実的なアドバイスだった。

それだけでも十分ありがたかった。


予想外の一言

別れ際。

「連絡先、教えてくれる?」

一瞬、理解が追いつかなかった。

口演時間が押し、新幹線の時間が迫る中、
僕はLINEのQRコード入り名刺を渡して解散した。


2時間後に届いたLINE

数日後くらいに連絡が来ればいいなと思っていた。

しかし——

わずか2時間後。

「今日は発表聴きに来ていただきありがとうございました!」
「またNST盛り上げていきましょう😄」
「質問あればいつでも連絡くださいね!」

退職した後輩を気にかける義理なんてないはずなのに。

知識や経験だけでなく、
強さと優しさを兼ね備えた姿に、

「自分もこんな薬剤師になりたい」

と素直に思った。


そして次の一歩へ

数日後、再び先輩からLINEが届いた。

LLLライブコースの案内だった。

学会で勧められ、すぐにLLL登録は済ませていたものの——

英検3級に落ちたことがあるレベルの英語力。

正直、ハードルはかなり高い。

それでも。

ノリと勢いだけでここまで来た僕は思った。

「とりあえず1コースやってみよう」

忙しい中、別施設の後輩にまで情報を届けてくれた先輩の期待にも応えたい。


次は自分が誰かの背中を押せるように

慢性期病院からでも挑戦できることはある。

英語超不得意薬剤師のLLL奮闘記も、
今後ブログで発信していけたらと思う。

どうか温かく見守っていただければ嬉しい。


タイトルとURLをコピーしました