若い世代に席を譲るという美学 〜FIREと世代交代の話〜

お金

最近、参議院選挙を見ていてふと思ったことがある。
立候補してる候補者の中に若い人や女性が増えてきたのはすごくいい傾向やなと感じる。
でも一方で、「もうええやろ…」って思うような高齢の候補者がまだまだ多いのも事実や。

参議院は当選すれば6年の任期がある。
たとえば75歳で当選したら、任期満了の時には81歳。
そう考えると、もう“次の世代に譲る”という選択をしてもええんちゃうかな…と思うこともある。


この考えの背景には、実は自分の職場での経験がある。

うちの職場に80歳のパート薬剤師さんがいる。
正直に言ってしまえば、その人はもう仕事のスピードも判断力もかなり厳しい。
ミスが多くて、フォローする側の負担も大きくなる。

もちろん、高齢になっても「社会とのつながり」が生きがいになることは理解してる。
人との関わりがあるからこそ健康や精神状態が保たれるって側面もある。
でも、それは「ある程度の能力が維持できていること」が前提やと思う。


ボロボロになるまで現役を続ける美学も、たしかにある。
けど、引き際を見極めて潔く譲るのも、ひとつの“かっこよさ”やと思う。

だからこそ自分は、できるだけ早い段階で資産を形成して、
経済的に働くことに縛られない状態をつくっておきたいと考えてる。

もし60歳になったとき、20代の若い世代の方が
柔軟でスピード感のある仕事ができると感じたら、
素直にその席を譲ってあげたい。
そう思えるように、今からFIRE(経済的自立&早期リタイア)を目指してる。


若い子に任せて、自分は少し引いた立場から応援したり、
時に助言したりしながら、無理なく社会と関わっていく。
そんな大人の姿が、自分の理想や。

それが「自由を手にした者の余裕」であり、
「世代交代を支える背中」になるんちゃうかなと思ってる。

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